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地域ねこ活動の説明ガイドライン

ぼちぼちと長崎周辺の地域ねこ活動に関わるようになったさるねこ父ですが、4/9のねこ会議用に、これから長崎周辺で地域ねこ活動を説明するときのガイドラインを考えてみました。長崎市およびその周辺地域の実情に合うようなものを作っていくための、最初のステップ、たたき台です。

 

長崎周辺の5~6ヶ所の地域ねこの活動現場を見て回り、そこに携わる方々にお話をうかがってみる限りにおいて、さるねこ父が強く感じたのは「ながさきにおいて、ねことひとの関係は『濃い』」ということです。よくも、悪くも、濃い。ねこ好きのひとはびっくりするくらい献身的にねこのために尽くそうとします。一方で、ねこ嫌いのひとは「いかにも、不愉快だ」というふうにねこ(いや、むしろ、ねこ好きの人間?)について語ります。

 

さるねこ父は長崎に来て3年が経ちましたが、それ以前は20年以上東京の都心部で暮らしていました(下北沢が長かった)。東京では(下北沢では)ねこをみかけることは決して稀ではありませんでしたが、「ねこに関心を示すひと」の割合は、長崎に比べて比較にならないほど低いと思います。ねこ飼いの知り合いも何人かいたし、大学のキャンパスに餌やりに来るおばさんも何人か顔見知りにはなりましたが、1000万人都市のなかでその密度はごく低いものです。「ねこについて熱くなる」ひとは、探し回ればいると思いますが、なかなか出くわすものではない。

 

長崎に来てみると、自分がそういうボランティアに関わることを相当に割り引いても、ねこについて意識するひとの割合が高いことに気づきます。まちを歩いていてねことひとがふれあう場面に接したり、通りすがりのひとの会話の中に「ねこがどうした」とかいう内容をふと聞き取ったりすることが、多い。ねことひとの関係が「濃い」と感じます。ねこが好きなひとも、キライなひともいますがね。

 

そうなると、必然的に「ねこ好き」と「ねこ嫌い」が狭い空間で顔を合わせるケースが増えます。たとえば同じ町内で、ねこ好きの餌やりさんと、ねこ嫌いの方が隣どうしで住んでいたりする。するとやっぱり、いろんなトラブルが生じます。ねこをめぐって、人間関係がもやもやし始める。時には、みていて「これは、ヤバイ!」と肝を冷やすようなケースにも出くわします。ねこにとばっちりが行くことはしばしばありますし、ひとにとばっちりが行くことも珍しいことではない。

 

そんな「にっちもさっちもいかない事態」にならないように、「地域ねこ活動」というツールをどう役立てればよいだろうか? どういうふうにひとに伝えていけばよいだろうか? 千差万別、ケース・バイ・ケースではあるけれども、ながさきにはながさきの「よく伝わる伝え方」があるような気がします。そんなわけで、しばらくそのことについて考えてみようかな、と思っている次第です。

 

K-r05860

平和公園地域ねこの餌やり風景

 

K-r05800

長崎南部N町の地域ねこ(耳カット入り)

 


 

4/9のねこ会議に出してみたガイドライン案はこんな感じです。「アルファ版 Ver.1.0」ってとこですかね。

 

基本的には「極めて長期間にわたる、ねこたちに苦痛を与えない『駆除』」が地域ねこ活動の本質である

  • だからこそ「ねこ嫌い」でも関わる余地があるし、「ねこ好き」にとっても関わる余地がある

「ねこ嫌い」と「ねこ好き」の妥協点としての「地域ねこ活動」

  • 「ねこ嫌い」は、「ねこなんてとっとと捕まえて殺処分すればいい」という気持ちを抑えて「長期的に見ればねこはいなくなるのだ」と納得する。
  • 「ねこ好き」は「街にねこがあふれていればいいのに」という気持ちを抑えて「一定のルールを守ればねこたちの天寿を全うさせる手助けをしてやれるのだ」と納得する。

地域ねこ活動は「動物愛護」として行なうというよりは「動物管理」として行なう活動である

  • 一見「愛護」は温かみがあり「管理」は冷たい印象だが、そうではなく、動物をきちんと「管理」した上で(=しつけや健康・繁殖などの面を人間によってコントロールした上で)「愛護」する(=温かく世話をする)のが本来の動物との接し方……「動物の愛護及び管理に関する法律」

たばこをめぐる「嫌煙・愛煙・分煙」の考え方と、外ねこをめぐる「ねこ嫌い・ねこ好き・地域ねこ活動」の考え方は、似通ったものがあると言える

  • 「おれの金でたばこを吸うのはおれの勝手だ」という愛煙家と「わたしのお金で外のねこに餌をやって何が悪いの」というねこ好き
  • 「わたしはたばこが嫌いです、たばこの煙を吸うと気分が悪くなります、たばこなんて有害なものはこの世からなくなればいいのに」という嫌煙家と、「ねこなんて見たくもない、迷惑な動物だから、全部捕まえて殺してしまえ」というねこ嫌い
  • 「愛煙家・嫌煙家それぞれの言い分を聴いた上で、たとえば『副流煙などの害がこれくらい認められるから、公共の場では禁煙としましょう』という合理的なルールを作る」分煙の考え方と、「ねこ好き・ねこ嫌いそれぞれの言い分を聴いた上で、たとえば『外ねこの被害はこんなふうにあって、それはこうすれば減らせるから、TNR・決められた餌やり・トイレの始末のルールを決めましょう』という合理的なルールを作る」地域ねこの考え方
  • 30年前なら考えられなかった「分煙」の考え方がここまで定着してきていることを踏まえれば、「地域ねこ活動」を進めていくことにも必ず明るい見通しが得られるはず……今はまだいろいろと壁や障碍があるとしても。
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